2013/06/18

クィア・スタディーズ研究計画検討会実施報告

2013年3月17日に以下のプログラム通りクィア・スタディーズ研究計画検討会が開催されました。

今後も定期的に同検討会の開催を予定しています。



クィア・スタディーズ研究計画検討会
(パイロット・プロジェクト) 

2013317日(日) 
明治学院大学(白金キャンパス1号館4 1402番教室)9:30-18:00 

主催 クィア・スタディーズ研究計画検討会 パイロット・プロジェクト有志 
(科学研究費助成研究基盤C「日本におけるクィア・スタディーズの展開」研究グループ)

プログラム = 

9:30-10:50 
于 寧  
北京酷児映画展とその政治的可能性 
 ―中国独立映画運動とセクシュアル・マイノリティ運動との関わりを中心に 
コメンテーター:菅野優香 & 石田仁 

11:00-12:20 
岡 俊一郎
AIDS危機の時代のアメリカ合衆国における政治とアート 
コメンテーター:飯野由里子 & 河口和也 

12:20-13:20 昼食) 

13:20-14:40 
上田真央
マレーシアのムスリム女性運動と「レズビアン連続体」の可能性 
コメンテーター:堀江有里  

14:50-16:10 
杢田 光
日本のレズビアン・ムーブメントにおけるストーリー実践 
 ―「わたし」と「わたしたち」を語ること
コメンテーター:飯野由里子 & 清水晶子 

以上

2013/03/17

 【改訂版】クィア・スタディーズ研究計画検討会(パイロット・プロジェクト)


クィア・スタディーズ院生研究会は、名称を「クィア・スタディーズ研究計画検討会」と改め、以下のとおりの要項で実施いたします。

以前に提示していた要項と多少の違いがありますので、御確認の上御参加下さいますよう、お願い申し上げます。すでに応募頂いている皆様につきましては、改訂後の要項にご同意いただけない場合には、大変恐れ入りますが、連絡先アドレスまで参加申込取消しの御一報を下さいますよう、お願い申し上げます。




1. 主旨


この会は、クィア・スタディーズにかかわる多分野の研究者間のディスカッションを通じて大学院生の研究の促進と向上とを図り、もって本分野の将来を担う若手研究者の育成に寄与することを目指すものである。


2. 場所・日程


明治学院大学(東京 白金キャンパス、1402番教室)1号館(=本館)4F
 交通アクセス http://www.meijigakuin.ac.jp/access/
開催日:317日(日) 一日だけの開催とする


3. 資金


各参加者から1500円の参加費を徴収し、これをプール金として遠方からの報告者への多少の補助とする。
交通費・レジュメ印刷代等は自己負担とする。


4. 参加者


参加者は、報告者とファシリテーター(別エントリ参照)からなる。
報告者の応募資格は、クィア・スタディーズに関心を持つ大学院生(博士号未取得者)とする。ただし、事前申込をした院生に限り、報告者でなくても参加できる。
ディスカションは参加者全員で行うが、全体討論に先立ち、指定コメンテーターがコメントをする。指定コメンテーターは原則ファシリテーターの中から立てるが、ファシリテーター以外に依頼することもある。


5. 募集時期/応募先 締め切りました


報告希望者は、112日(土)正午までにメールで申し込む。
報告者は最大5名。5名を超える場合はファシリテーターが報告者を選出する。
下記要領を、qsinsei(あっと)gmail.comまで添付して申し込みをおこなう。報告せず参加のみの場合はその旨明記し、3.以下の項目は不要。

1. 氏名
2. 所属、年度
3. 研究題目
4. 研究概要(800字以内)
5. 現時点での参考文献表


6. 報告に際して


この会は、報告者が書こうと思っている1つの論文を詳細に渡って検討する会ではなく、報告者のより広い研究計画の中にあらわれる、アプローチ・意義・構造・ビジョン等を検討するための会である。
報告者は10日前までに事前レジュメ(ディスカション・ペーパー)をメールで送る。(ファシリテーターはコメンテーターに事前レジュメを転送する)
当日、報告者は最新のレジュメを人数分用意してくる。このレジュメには参考文献表の最新版も含む。
一人当たりの時間配分は、報告に20-25分、ディスカションに60-55分(うち、指定コメンテーターのコメント時間は15分程度)を予定している。
公刊前の内容を含むので、参加者は当日の報告内容を守秘する。これに対して研究題目・研究概要は公開扱いになる。もっとも、報告者が自らの意思によって非参加者に対し報告内容を伝えることは当然に自由である。
今回の会場にはプロジェクタ・ケーブル(RGB)の設備あり、ただしパソコンは持参。


7. ファシリテーター


クィア・スタディーズ研究計画検討会 パイロット・プロジェクト有志
(科学研究費助成研究基盤C「日本におけるクィア・スタディーズの展開」研究グループ)
別エントリ参照

外部コメンテーターが決定しました。上リンクのエントリをご参照下さい。


2013/03/11

交通アクセス・当日レジュメ・昼食について

標記の件についてお知らせします。

1. 明治学院大学(白金キャンパス)への交通アクセス

*JR/東急/地下鉄「目黒」駅東口バスターミナルから、「大井競馬場」行きのバスに乗り、「明治学院前」で下車するのがもっとも簡単です。
*あるいは、地下鉄南北線・三田線「白金高輪」駅で降り、1番出口の「桜田通り」を南へ徒歩10分で着きます。
*明治学院大学の住所 東京都港区白金台1-2-37 (正門は敷地の南側です)
*会場は、「本館」(=1号館)4階の1402番教室です。
 交通アクセス http://www.meijigakuin.ac.jp/access/
 キャンパスマップ http://www.meijigakuin.ac.jp/campus/shirokane/

2. 当日レジュメ

*報告者は当日レジュメ(文献表も含めたフルセット)を25部ご用意ください。日曜日ということもあり、大学で使えるコピー機はありません。
*会場に最も近いコピー機は、下記 「3. 昼食」 のコンビニにあります。

3. 昼食

*各自ご用意ください。コンビニは、明治学院大学の南側(正門前)にローソン、東側にファミリーマートがあります。ただし、部活・サークル活動などでコンビニの弁当等が売り切れることもありますので、会場に入る前に購入されることをおすすめします。なお、大学近辺で昼食として利用できる飲食店はほとんどありません。

2013/01/14

今年度研究検討会申込締め切りました


クィア・スタディーズ研究計画検討会、今年度分の参加申し込みは締め切りました。
検討会についての詳細および注意事項は後日参加者の方にメールであらためて御連絡いたします。

2013/01/07

当日ファシリテーター(決定)

研究会当日のファシリテーターは、参加が決定している人から順次こちらにアップいたします。


  • 石田仁
  • 釜野さおり
  • 清水晶子
  • 菅沼勝彦
  • 谷口洋幸
  • 堀江有里
  • 河口和也

外部コメンテーター

  • 飯野由里子
  • 菅野優香

2012/12/28

募集要項変更のお知らせ


改訂版の概要がこちらのエントリにアップされております。こちらをご参照下さい。

クィア・スタディー院生研究会について、詳細の決定に時間がかかって告知が遅れており、大変申しわけございません。

現在、開催時期と場所とを鋭意調整中です。決定次第、詳細はあらためてこちらのブログにて告知いたします(年内には詳細をアップできる予定です)。
また、この間、クィア学会会員ではないが応募したいとのお問い合わせも頂いております。

メンバーで協議をいたしました結果、この研究会は学会が開催するものではないこと、これからのクィア・スタディーズを担う若手研究者の育成と研究交流とを目指すものであること、そしてとりわけ院生の皆さんにとって複数学会への所属が経済的負担になりやすいこと、などを鑑みまして、参加資格をクィア学会会員に限定しないことにいたしました。


これらに伴いまして、応募要項を以下のとおり変更いたします。

参加者(変更後)


クィア学会に所属する大学院生(博士号未取得)を対象とする。
ただし、事前申込をした院生に限り、報告者でなくても参加可能とする。

募集時期/応募先(変更後)


2012年11月末日~12月末日 1月12日(土)正午〆切とする。


qsinsei(あっと)gmail.comまで下記要領をPDFで添付して申込をおこなう。報告せず参加のみ希望の場合はその旨明記し、3.以下の項目は不要。
1. 氏名
2. 所属、年度
3. 研究題目
4. 研究概要(800字以内)
5. 現時点での参考文献表



2012/11/23

クィア・スタディーズ院生研究会(企画書)




クィア学会は今年で成立して5年目を迎え、年次大会においては活発な研究成果報告と意見交換が続けられている。とはいえ、日本の高等教育・研究機関においてクィア・スタディーズの研究に従事できる環境は整っているとは言いがたい。

これは、ひとつにはクィア・スタディーズの学問領域としての新しさおよび学際性のため、研究者が既成の多様な学問分野に分散していることが理由である。このため、大学院生が既成のそれぞれの分野において研究成果を検討しあい、指導を受けることは可能であっても、研究課題について〈クィア・スタディーズの観点にもとづく〉批判や助言を受けることは、必ずしも容易ではない。結果として、将来のクィア・スタディーズを担うべき大学院生の育成に必要な、学術的基盤の共有や有益な意見交換のための場は圧倒的に不足しているのが現状である。

この現状を踏まえ、また、クィア学会の趣意文に「本学会は、学際的な研究領域であるクィア・スタディーズに関心のある研究者に、相互交流と研究成果共有のための一つの場を提供することを、目的とする」とあることを鑑みて、学会会員有志による院生研究会の開催を提案する。

なお、この院生研究会は将来的には学会内のワークショップとして位置づけること念頭におくが、当面は科学研究費助成研究である『日本におけるクィア・スタディーズの展開』研究グループ有志によるパイロット・プロジェクトとして運営するものである。



**********

以下概要についてはこちらのエントリをご参照下さい。

1.
概要
年に一度、クィア・スタディーズにかかわる院生有志を募り、一泊二日のワークショップを開催する。コメンテーターおよびファシリテーターには有志の研究者があたる。
参加院生は事前にディスカッションペーパーを提出するものとし、ワークショップ当日は各院生が自分の研究計画を元に20分程度の報告を行った後、参加者全員で報告内容についての討議を行う。
各報告に割り当てる時間は2時間ほどとし、一度のワークショップの報告者は5、6人を上限とする。


2.
目的
この研究会は、クィア学会会員である大学院生相互の研究交流に加え、クィア・スタディーズにかかわる多分野の研究者との討議を通じて院生の研究の促進と向上とを図ることで、本分野の将来を担う若手研究者の育成に寄与することを目指す。


3.
場所、時間など

三月末を予定(これは調整して決定する)。一泊二日で、首都圏または中部圏でセミナーハウス等を予約し、基本的には泊まり込みの合宿形式をとる。詳細は追って公表する。


4.
参加者

クィア学会所属大学院生(博士号未取得)。
報告者としては、修論執筆を控えたM1、博論の概要を固めつつあるD1を優先するが、研究計画を元にした報告が出来る場合、必ずしもこれだけには限定しない。
報告者は申込時に報告の簡単な概要を提出する必要があり、申込が多数の場合はコメンテーター役の研究者が報告者を選出する。
事前に申し込みをした院生は、報告者でなくても参加可能。
なお、この研究会は当面は非公開とする。


5.
コメンテーター/ファシリテーター
現時点ではこの院生研究会提案者(最下部参照)がおこなうが、今後は必要に応じて学会内外の研究者に参加を依頼する可能性がある。


6.
資金
参加者およびコメンテーター各自が実費負担。
ただし、各参加者から1500円の参加費を徴収し、これをプール金として遠方からの報告者への多少の補助とする。


7.
募集時期、および応募先

20121125日〜201212月末日
応募は下記アドレスでメールにて受け付ける。
qsinsei(あっと)gmail.com


報告者の応募に際しては以下をPDFファイルにて添付すること。報告をせず参加のみ希望の場合はその旨明記し、c.以下の項目は不要。

a.     氏名
b.     所属および学年
c.     研究課題名
d.     研究課題概要(800字以内)
e.     現時点での参考文献表一覧



**********

以上。


〈クィア・スタディーズ院生研究会〉パイロット・プロジェクト有志
(科学研究費助成研究基盤C「日本におけるクィア・スタディーズの展開」研究グループ)

石田仁
風間孝
釜野さおり
河口和也
クレア・マリィ
清水晶子
菅沼勝彦
谷口洋幸
堀江有里




クィア・スタディーズ院生研究会




クィア・スタディーズを専門とする院生有志とコメンテーター役の研究者とによる、
研究検討と交流のための一泊二日の非公開ワークショプを開催します。
論文執筆を控えた院生の皆様、どうぞ御参加下さい。


目的


日本の高等教育・研究機関において、クィア・スタディーズの研究に従事できる環境はまだきわめて不十分であり、さらに、クィア・スタディーズの学問領域としての新しさおよび学際性のため、研究者が既成の多様な学問分野に分散しているのが現状です。このため、大学院生が研究課題について〈クィア・スタディーズの観点からの〉批判や助言を受ける、あるいは議論の機会を得ることは、必ずしも容易ではありません。しかし、このような学術的基盤の共有や有益な意見交換の機会は、将来のクィア・スタディーズを担うべき大学院生の育成においてはきわめて重要と言えましょう。
この研究会は、クィア学会会員である大学院生相互の研究交流、およびクィア・スタディーズにかかわる多分野の研究者との討議を通じ、本分野の将来を担う若手研究者の育成に寄与することを目指すものです。

概要

  1. 一泊二日の非公開ワークショップ合宿の形式をとる。
  2. 報告者となる院生は、事前にディスカッションペーパーを提出する。
  3. ワークショップ当日は、各院生が自分の研究計画を元に20分程度の報告を行った後、全員で報告内容についての討議を行う。
  4. コメンテーターおよびファシリテーター役として、本プロジェクトにかかわる研究者が参加する。
  5. 各報告の検討に割り当てる時間は2時間、一度のワークショップの報告者は5、6人を上限とする。


参加者


クィア学会に所属する大学院生(博士号未取得)を対象とする。
ただし、事前申込をした院生に限り、報告者でなくても参加可能とする。


参加費


各自実費負担。ただし、各参加者から1500円の参加費を徴収し、これをプール金として遠方からの参加者のための多少の補助とする。


日時


三月下旬を予定。場所は首都圏または中部圏を予定。詳細は追って通知する。


募集時期/応募先


2012年11月末日~12月末日 qsinsei(あっと)gmail.comまで下記要領をPDFで添付して申込をおこなう。報告せず参加のみ希望の場合はその旨明記し、3.以下の項目は不要。
  1. 氏名 
  2. 所属、年度 
  3. 研究題目 
  4. 研究概要(800字以内)
  5. 現時点での参考文献表


ファシリテーター/コメンテーター

パイロット・プロジェクト有志(科研費基盤C「日本におけるクィア・スタディーズの展開」研究グループ)が努める。メンバーは以下の通り。

石田仁
風間孝
釜野さおり
河口和也
クレア・マリィ
清水晶子
菅沼勝彦
谷口弘幸
堀江有里


 このプロジェクトは科学研究費助成研究基盤C「日本におけるクィア・スタディーズの展開」の一環として開催されます。
 日時、場所等の詳細は、後日お伝えします。ご不明の点は上記応募アドレスまでお問い合わせ下さい。